今回のテーマは最新の不登校人口について。
先日文部科学省が、令和２年度の不登校児童生徒の調査を発表しました。（下URL）
R2児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
調査によれば令和２年度不登校の小中学生は、１９万６１２７人（過去最多）。
特に小学生での不登校の増加割合が大きく、小学生は６万３３５０人（前年度比１８・７％増）。中学生は１３万２７７７人（同３・８％増）
また自殺した小中高生の数が昭和４９年の調査開始以降、過去最多。
理由は小中高生ともに不明が一番多いけれど、中学生だと父母の叱責や家庭不和、進路問題が大きくて、高校生は精神異常、家庭不和、進路問題などが多い。
これは不登校とは逆ベクトルの問題で、学校が家からの逃げ場になっている子もいるということを表している。その子にとっては学校こそ居場所なのに、コロナ禍によって、家にいなくちゃいけない。そこの居心地が悪くて、自分の居場所じゃないと感じている子どもたちもいる。でも、外に出るのもあんまりよくないとなると、ずっと自分の居場所とは感じられないところですごさなくちゃいけないという子もいる。
子どもたちにとって、ちょっと息抜きができる、地域の場所や関係がなくなっているということかもしれない。その子を「生徒」とか、学校的な正しさの範疇の中で認める、という以外の関わり方をしてくれる大人や人間関係がどんどんなくなっている気がする。子どもでも大人でも、誰でも道徳や倫理に反するものをもっている。心の中に。その子がもっている反学校的なものとか、そういう「人間らしさ」とか呼んでいるものをちゃんと受け止めて認めてくれる存在が、子どもたちの人間関係からなくなっているのかもしれない。
募集しています①お便り、ご質問をお待ちしています！
不登校経験者や、スクートに通ってきている子たちへ質問がある方！どしどしお待ちしております！
https://forms.gle/85SDUUz2LENyYRV89
→その他、不登校についてのご質問・お悩み、スクート（NPO＆フリースクール）について聞いてみたいこと、教育全般に関すること、また内海・中山に聞いてみたいことなども随時お待ちしております！
募集しています②不登校対応マニュアルリーフレット内容募集！！
NPO法人schootでは、今年度中に大村市内の小中学校全世帯にむけての不登校対応マニュアルリーフレットを作成する予定にしています。そこで、これまでにお子様が不登校になったことのある保護者の方から「子どもが不登校になった時に、こういう情報が載っているリーフレットが手元にあったらよかったのに」そんな内容を募集しています。
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