スクートラジオvol.64 離島留学

今回のテーマは「離島留学」

 

中山さんが娘さんと体験された対馬高校の離島留学。

 

今回はそこで体験されたことを含め、離島留学について中山さんが熱く(るしく?)トークされております。

 

長崎県の「離島留学制度」は現在、5つの学校が選択できます。学校別に特色がありますので、詳しくはHPで確認してくださいね。

https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kanko-kyoiku-bunka/shochuko/ritoryugaku/

 

壱岐高校 東アジア歴史・中国語コース

五島高等学校 スポーツコース

奈留高等学校 E-アイランド・スクール

五島南高等学校 夢トライコース

対馬高校 国際文化交流課

 

〇対馬高校 国際文化交流課 体験レポ

今回、中山親子が体験入学したのは対馬高校。直接、行って聞いたこと、感じたことをお話ししています。

・学生寮のほかにも3つの下宿もあり。早く自立してほしいと思うけれど、一人暮らしは難しい・・・。でも寮や下宿があるのは安心。韓国人が経営されている下宿や、ごはんが美味しい下宿もあって、どこも家庭的な雰囲気が魅力でした。

・韓国語の授業が面白い! 体験授業では韓国人講師がハングルのしくみと歴史を面白く授業してくれました。入学後は韓国での研修もあり、卒業後は韓国の大学に留学する生徒もいるそう。

・歴史が面白い!二日目は高校付近、厳原を地元のガイドさんの案内で散策しました。今年の4月にオープンしたばかりの「対馬博物館」もみごたえあり!

・3年間苦楽を共にした密な関係で、一生の友達を作っていると多くの生徒が言っているそう。

 

〇メリットだけではない島留学のリアル

・帰りたくても帰れない・・・

島なので、帰りたいと泣き言を言ってもすぐに親が迎えに来てくれるわけではない。実際、対馬は旅費も安くない。(生徒は島民割引がきくようだが)同じ長崎県とはいえ、なかなか帰れない。

・同じメンバーと3年間

気が合う友達でも学校も寮も一緒だと、さすがに離れたくなることもあろうかと。

・自分のことは自分で

甘えられない環境に泣き言を言いたくなることも。坂の上にある対馬高校だが、離島留学生は歩いて20~30分通っているとのこと。(島の学生は送迎も多いそう)もちろん洗濯物も部屋の掃除も

・島の自然が魅力ではあるが・・・

対馬は自然には恵まれているが、コンビニは2件のみ。山と海は無限に広がっている!夏は涼しいが、冬は極寒とのこと。

 

〇実際に年に数名はリタイヤ

k-POP 、韓国ドラマがきっかけで対馬高校を選ぶ生徒が多いそうだが、中には耐え切れずリタイヤする生徒も毎年、数名いるそう。なかなか過酷な環境なので、「覚悟を持って入学を検討ください」と言われました。

 

以上、メリットもあればもちろん、デメリットもありますよね。全日制だけでなく通信制、定時制、そして島留学と高校も色んな選択肢がありますね。最後に一言。「必ず直接、見て(体験して)進路決定を!」 オープンスクールや体験入学、気軽に参加してみてください。自分に合った学校を自分で決めることが一番たいせつですから・・・。   

 

それでは、みなさん、ごきげんよう。 (中山)

 

〇長崎県だけではない離島留学制度

せとうち留学(香川県)

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkyoui/kokokyoiku/nyushi/chugaku-koko/zenkokubosyu.html

 

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