前回、教員の働き方が過酷で、そこを変えないと不登校数は減っていかないんじゃないか、という話をしました。
特に「給特法」という「定額働かせ放題」と揶揄される、残業代に関する法律があることが、先生たちを働かせることへのコスト感を狂わせてしまっています。仮に今、学校の先生たちが実質的に行っている残業代を行政支出するとすれば、年間に9000億円分を捻出しないといけない計算になり、言い換えれば、9000億円分をただ働きさせている、と言える状況にあるわけです。
今回は、前回のそうした話を受けて、先生のなり手がいない現在、先生の質や育成の問題がどうなっているのか。
そのあたりについてお話をしています。
*番組内で曖昧にしか数字をあげられていなかった「過労死認定された教職員」の数ですが、過労死と認定された公立校の教職員は、2007~2016年度までの10年間で63人となります。
番組内での内容に関連する書籍
『教師崩壊』妹尾昌俊(2020年 PHP新書)
『学校が崩れる』(週刊東洋経済2022年7月23日号)
『先生がいなくなる』内田良・小室淑恵他(PHP新書2023)
教員の睡眠時間・労働時間などはこちら(教員の勤務実態 ベネッセ教育情報HP)
https://berd.benesse.jp/up_images/research/04_P6_8.pdf?
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